DVDをMP4に変換するVLCの使い方

DVDの動画を取り込むのにVLCというフリーソフトが使えます。ただし、DVDによっては、全タイトルを通して取り込むと映像と音声が合わなくなるなどの不具合を起こすものがあります。DVDの動画をMP4に変換するには、HandBrakeをお薦めします。

VLCの使い方

「ファイル」メニューの「変換/保存」をクリックします。

「変換/保存」画面で「DVD」を選択して、保存先と保存するファイル名を指定します。ファイル名は拡張子まで含めます。ここではMP4/MOVで保存するので、example.mp4またはexample.movのようにファイル名をつけます。

なお、全タイトルを通して変換するには「メニューなし」を選択します。ただし、前述の通り、DVDによっては失敗する場合があります。DVDまるごと1本分を取り込むため、所要時間の目安は、コンピュータのパワーにもよりますが、DVDの再生時間の3倍ぐらいです。夜寝る前に仕掛けておいて、翌朝に仕上がりを確認するつもりでいたほうがよいでしょう。

「まるごと変換」に失敗した場合は、「タイトルごと変換」になります。タイトルごとに変換するときは、タイトルを「1」に設定し、1タイトル変換するごとにタイトルを1ずつ上げてタイトル数だけ変換作業を繰り返します。作業時間の目安としては、DVDの再生時間の5倍ぐらいです。

「変換/保存」設定の最後に「再生」というプルダウンメニューを「変換/保存」に切り替え、「フォーマット」を「Video-H.264-AAC(MP4)」に設定します。

「フォーマット」画面の「カプセル化」のタブで「MP4/MOV」を指定します。

「フォーマット」画面の「ビデオコーデック」タブで「ビットレート」を「800」、「フレームレート」を「29.97」に設定します。

「フォーマット」画面の「オーディオコーデック」タブで「ビットレート」を「128」、「サンプリングレート」を「44,100」にして「保存」します。

「変換/保存」画面に戻ったら、「開始」。 タイトルごとに取り込む場合は、「表示」メニューの「タイトル」でタイトル数を確認し、その数だけ上記の作業を繰り返します。

変換後の動画ファイルは、HandBrakeでiPhone等のスマートフォン用に変換することができます。iPhoneならば、iTunes経由でiPhoneに転送することもできます。

VLCで変換した動画ファイルで音が出ないことがあります。そのときも、HandBrakeで他の形式に変換することで解決できます。

参考

• HandBrakeでDVDの動画をiPhoneで再生可能なMP4に変換
• DVDの動画をiPhoneに取り込むMac版VLCの使い方