この単語を使うときに厄介なのが、CO₂の2の扱いです。化学式の中の2は正式には下付き文字(小さい2)で書きます。
とは言え、通常の資料なら下付き文字にせず、CO2のままでも許されるのですが、中央官庁への提出物だと、そうはいきません。
だからと言って、資料の中に無数に出てくるCO2の2を一つ一つ手作業で下付き文字の₂に直すなんて罰ゲームです。
さて、どうするか?
そんな罰ゲームにチャレンジする必要はありません。Word, Excel, PowerPointならば、一括置換で直せるんです!
その秘密は、Unicodeの下付き文字の₂を使うという裏ワザです。下付き文字の₂は、Unicodeの記号として存在していて、Unicodeに標準対応しているWord, Excel, PowerPointなら問題なく表示できます。
それでは、CO2をCO₂に一発で置換する手順を説明します。
まず、この「CO₂」をコピーして、お使いのIMEに単語登録しておきましょう。
次に、CO2の2を下付き文字に一括置換したいドキュメントを開きます。WordでもExcelでもOffice系アプリケーションならば、どれでもかまいません。
ここでは、PowerPoint2007の画面で説明します。
「ホーム」メニューの一番右にある「置換」または[Ctrl]+[H]。
「検索する文字列」に「CO2」、「置換後の文字列」に「CO₂」と入力して「すべて置換」。
CO₂の下付き文字に悩まされたことがあれば、是非お試しください。
- 日本語ソフトウェアはUnicodeに対応していないものも多いため、CO₂を使うのはOffice系だけにしましょう。
- 平方メートルなどの乗数の小さい2の打ち方
- 立方メートル(m³)などの乗数の小さい3の入力
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