iPhoneアプリが勝手に待機中になったまま終わらないという怪現象に遭遇しました。業務用のMicrosoftアプリがことごとく使えなくなり、困りました。その原因と対策について解説します。
原因
「設定」アプリでApp Storeを開いてみましょう。「自動アップロード」の「アプリのアップデート」がON、かつ「モバイルデータ通信」の「自動ダウンロード」がOFFになっている場合、iPhoneがWiFi接続中に新しいバージョンが提供されているアプリを自動的に探しに行き、それらをアップデートしようとします。
この設定により、WiFiのアクセスポイントをiPhoneに登録している場所で、アプリが自動的にアップデートされます。iPhoneに登録しているWiFiアクセスポイントは、自宅や職場だけではありません。
カフェ、レストラン、ホテルなど、過去になんとなく登録して忘れているWiFiアクセスポイントがたくさんあるのではないでしょうか。このような場所に立ち寄ったときに、iPhoneが意図せずWiFi接続してしまい、アプリのアップデートが始まってしまうことがあります。
このような公衆アクセスポイントの通信速度は一般的に遅いため、アプリのアップデートが終わらないうちにお店を出て、待機中のままになってしまうのです。このようなトラブルを防ぐには、覚えていないアクセスポイントの登録をiPhoneから削除しましょう。
対策
覚えていないアクセスポイントの登録をiPhoneから削除するには、「設定」アプリ → Wi-Fi →「編集」をタップします。
自宅や職場など明らかに心当たりのあるアクセスポイントだけを残して、それ以外のアクセスポイントはすべて、⛔→「削除」をタップしましょう。
不要なアクセスポイントが一覧から消えただけでは削除されません。最後に「完了」をタップして、「Wi-Fiネットワークを削除しますか?」で「削除」をタップします。
これで、アプリが勝手に待機中になったまま終わらない現象はなくなるはずです。
補足
筆者は、アクセスポイントの一覧を表示したときに、50か所もの身に覚えがないアクセスポイントが表示されて怖くなりました😱
よく考えてみたら、これはiPhoneを買い換えた時のデータ引継ぎ機能によるものでした。新しいiPhoneを初めて起動したとき、古いiPhoneのデータを使ってセットアップするのではないでしょうか。
この機能のおかげで、初めて買ったiPhoneからこれまでに使ってきたすべてのiPhoneのアクセスポイントが登録されたままになってしまったというわけです。
皆さんのiPhoneにたまっていた不要なアクセスポイントは、何か所でしたか。
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