VLCでDVDの動画をiPhone用に変換

私はセミナーのDVDはiPhoneに取り込んで、移動中などの隙間時間に観ています。DVD動画をiPhoneに転送するのに必要なソフトウェアは、次の3本のフリーウェアです。いずれもWindows版、Mac版があります。
Windows版VLCの使い方については、VLC Wikiの「iPod Video Conversion Guide(iPodビデオ変換ガイド)」というページに詳しい解説があります。

ここではMac版VLCを使って動画をiPhoneで試聴可能なギリギリまで画質、音質をそぎ落として変換する手順を示します。音楽のライブビデオや映画などには向かない設定です。

Mac版VLCの使い方

VLCを開く。

ファイル」メニューの「ディスクを開く」。

ソースを開く」画面で「DVDメニューなし」と「ストリーミング/保存」を有効にして、「設定」を開く。
「ストリーミングとトランスコーディングのオプション」画面で「カプセル化」を「MPEG4」に、「ビデオ」の形式を「mp4v」に、「ビットレート」を「800」に、「スケール」を「0.75」に、「オーディオ」の形式を「mp4a」に、「ビットレート」を「128」に、「チャンネル」を「2」に設定して、「ファイル」の「参照」をクリック。
iPadなど画面の大きな端末用に変換する場合は、「スケール」を「1」に。

音楽のライブビデオや映画は、ビデオ、オーディオ双方の「ビットレート」を上記以上に。映画など多チャンネルのものは、「チャンネル」をオリジナルと同じに。

保存先を指定して「OK」。

上記の設定の場合、動画の再生時間の50~60%程度待ちます(待ち時間はムービーの長さとコンピュータの環境によって異なります)。

VLCで変換した動画ファイルをQuickTime Playerを開いても、なぜか音声が聞こえないため、QuickTime Playerで再変換する必要がある。QuickTime Playerの「ファイル」メニューの「別名で保存」します。

フォーマット」を「iPhone(必要に応じて、iPad等に変更可)」に設定して、「保存」します。ここから動画の再生時間とほぼ同じぐらい待ちます(待ち時間はムービーの長さとコンピュータの環境によって異なります)。

保存が完了したら、iTunesで「ファイル」メニューの「ライブラリに追加」から動画ファイルを選んで、iTunesに取り込みます。

生成されたm4vをiTunesに読み込んだら、iTunesでムービーを選択し、「ファイル」メニューの「情報を見る」でムービー名などの情報を修正します。

iTunesにiPhoneをつないで、ムービーをiPhoneに転送します。

VLC、QuickTimeで生成した動画ファイルが不要ならば、ハードディスクの容量を食うため、忘れないうちに削除します。

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