Teams会議中にネットワーク品質不良で音声が途切れる原因と対策

わが家のインターネット通信速度は、遅くとも下り200Mbps、上り100Mbps程度は出ます。

それなのに、Teams会議中に「ネットワーク品質不良 (Poor Network Quality)」の警告が出て、音声が途切れる現象に悩まされました。

Nuro光などの高速インターネット回線で、Teams会議中に「ネットワーク品質不良 (Poor Network Quality)」の警告が出て、音声が途切れるようになったら、原因はONU(光回線終端装置)ルーターにあるかもしれません。以下の原因究明と対策をお試しください。

原因究明

原因究明は以下の手順で進めましょう。

  1. インターネット速度のテスト
  2. ヘッドセット、イヤフォンマイクのテスト
  3. 別のインターネット回線でのテスト

1.インターネット速度のテスト

まず、Googleの速度テストにアクセスして、通信速度の問題ではないことを確認しましょう。

テスト結果が50Mbps以上であれば、通信速度の問題ではないでしょう。この場合、よくありがちな「カメラをオフに」「有線LANに接続」などの対策は無関係です。

2.ヘッドセット、イヤフォンマイクのテスト

次に、ヘッドセットやイヤフォンマイクなどの問題でもないことを確認しましょう。ヘッドセットやイヤフォンマイクを2つ用意しておいて、Teams会議中に音声が途切れたらつなぎかえてみましょう。

オーディオ端子のあるPCなら、ヘッドセットからスマホのイヤフォンマイクにつなぎ変えてテストするとよいでしょう。周りに人がいない環境ならば、音声が途切れた時にヘッドセットを外して、PC本体のスピーカーとマイクに切り替えてもかまいません。

それでも音声が途切れるようなら、ヘッドセットやイヤフォンマイクのせいではありません。

3.別のインターネット回線でのテスト

携帯電話、公衆Wi-Fiなど、別のインターネット回線でTeams会議に参加してみて、同様に音声が途切れるかテストしてみましょう。回線を変えてもダメな場合、原因は「Teamsアプリがキャッシュを溜め込みすぎていること」かもしれません。その場合は、Teamsのキャッシュをクリアしてみましょう。

逆に、別の回線でうまくいく場合は、原因はアクセスポイントにありそうです。ONU(光回線終端装置)ルーターの設定を確認して再起動しましょう。

解決策:ONUやルーターの設定確認と再起動

お使いのONUルーターの取扱説明書で、その管理画面へのアクセス方法を確認しましょう。そのうえで、ONUルーターの管理画面で、ファイアーウォールを有効化して再起動しましょう。ここでは、Nuro光のONUを例に説明します。

1. ファイアーウォールの有効化

セキュリティー」を開いて、「ファイアウォール機能を有効」に✔(チェック)が入っていること、「ファイアウォールレベル(IPv4)」が「」になっていることを確認しましょう。そうなっていなければ、変更して「設定」をクリックします。

2. 再起動

この回線で通信している人が他にいなければ、ONUを再起動しましょう。再起動して通信が再開するまで1分程度かかります。

管理」→「システム管理」→「リセット」を開いて、「再起動」します。

ONUルーターの再起動の方法がわからない場合は、電源プラグを抜いて、10秒待ってから挿し直してもかまいません。

これでTeams会議中に音声が途切れることはなくなるでしょう。

参考:Teamsのキャッシュクリア

ONUルーターの再起動で解決したら必要ありませんが、Teamsのキャッシュクリアについて前述したので、その方法も紹介します。これによりTeamsの設定もクリアされます。サインインや背景なども設定し直しになるので、必要なときだけに留めてください。

WindowsのタスクバーのTeamsアイコンを右クリックして、[終了]を選びます。

WindowsロゴキーとRキーを押して、「ファイル名を指定して実行」画面を出します。

%appdata%\Microsoft\Teams と入力し、[OK] を選択します。

%appdata%\Microsoft\Teamsディレクトリ(下図のようなフォルダ構成のディレクトリ)であることを確認してから、そのなかのすべてのファイルとフォルダを削除します。

Teamsを再起動します。

English

Please see the solution for Teams audio cutting out with "Poor Network Quality" in English.

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