Wordで相互参照画面が出ない(相互参照が壊れた)ときは

Wordファイルに相互参照が壊れているところがあると、相互参照ボタンを押しても、相互参照画面が出ないことがあります。

相互参照が壊れているリンクを削除するには

筆者の経験では、相互参照が壊れている場所は、下図のようにリンクが「０」と表示されます。

このような部分をすべて削除して、いったん保存してから、「参考資料」→「相互参照」を開けるか試してみてください。

残念ながら、相互参照が壊れたリンクを効率よく検索する方法を筆者は知りません。ご存じの方は、コメント欄で教えてください。

なお、ここまでの操作では、壊れた相互参照のリンク元を削除しただけで、リンク先の壊れたブックマークはWordファイルに残ったままになります。相互参照が壊れた原因は、相互参照のリンク先のブックマークが壊れたせいです。今後も作業する可能性のあるWordファイルでは、壊れたブックマークを誤って選んでしまうことがあります。そのような可能性があれば、壊れたブックマークも削除したほうがよいでしょう。

壊れたブックマークも削除するには

壊れたブックマークも削除する場合は、相互参照が壊れているリンクをすぐに削除せずに、次の操作に進みます。

相互参照が壊れているリンクを右クリックして「フィールドの編集」を開きます。

ここでハイライトされているブックマークが壊れている可能性があります。このブックマーク名をメモかスクリーンショットして、フィールド編集画面を閉じます。

「挿入」→「ブックマーク」を開きます。

問題のあるブックマーク名を「削除」し、ブックマーク画面を閉じます。このとき、他の正常なブックマークを削除しないようにご注意ください。

壊れたブックマークが1か所であれば、ここでリンクを削除してもかまいません。

複数ありそうな場合には、相互参照が壊れているリンクを、わざとエラー表示させておいて、あとでまとめて削除するという手もあります。

相互参照が壊れたリンクをエラー表示させるには

相互参照が壊れたリンクを右クリックして「フィールドの編集」を開きます。

「ブックマーク名」を「なし」にして[OK]をクリックします。

これで、下図のようなエラーを表示されます。

このエラーは、あとで相互参照をやり直す場所の目印になります。