個人携帯電話に会社契約eSIMを追加してBYOD (Bring Your Own Device)を始める手順を紹介します。大きくは、以下の3ステップです。
- 個人携帯電話のeSIM対応可否の判別
- 会社契約SIM業者へのeSIM申し込み
- 個人携帯電話の設定
個人携帯電話のeSIM対応可否の判別(各自対応)
まず、複数eSIM対応機種かどうかを確認しましょう。iPhoneでは、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降の機種です。Androidは各端末の取扱説明書やメーカーのウェブサイトなどで確認しましょう。
次に、SIMロックなしになっていること、または、解除されていることを確認しましょう。iPhoneの場合は、「設定」アプリ→「一般」→「情報」→「SIMロック」で確認できます。
オンラインでのSIMロック解除に対応している機種であれば、オンラインでSIMロック解除できます。
会社契約SIM業者へのeSIM申し込み
会社の指示に従って、お手持ちの携帯電話端末のEIDを会社の担当者に知らせます。
- EIDの取得方法(iPhoneの場合):「設定」アプリの「一般」→「情報」で「EID」を長押ししてコピー
この情報に基づき、会社の担当者が、会社契約SIM業者にeSIMを申し込みます。申し込み方法は、SIM業者によって異なります。格安SIM業者(例:日本通信など)にも、法人向けにeSIMを提供しているところもあります。SIM業者にお問い合わせください。
個人の携帯電話の設定
ここでは、iPhoneを例に設定手順を紹介します。
SIM業者のeSIM設定方法の解説を参照し、「デュアルSIM」の手順を実行します。SIM業者によっては、既存のプロファイルの削除が必要な場合もあります。「設定」アプリ→「一般」→「VPNとデバイス管理」で既存のプロファイルを削除できます。
iPhoneのSafariでSIM業者のeSIM設定方法のページにアクセスし、APN構成プロファイルをダウンロード、インストールします。
iPhoneを再起動します。
WiFiを切って、データ通信(例:SafariでGoogle検索)できるかテストします。
WiFiを戻します。
「設定」→「メッセージ」→「送受信」→会社契約回線番号にも✔(チェック)を入れます。これを忘れると、会社契約回線でSMSを送受信できません。
個人回線と会社契約回線で着信音を変えたいときは、電話番号ごとに着信音を変更しておきましょう。
BYODにMicrosoft Intuneを導入している会社の場合、AppStoreで「Microsoft Intuneポータルサイト」をインストールし、会社メールアドレスでログインし、Intuneの指示に従って、会社指定のアプリをインストールしましょう。
BYODにMicrosoft Authenticatorを導入している会社の場合、会社の指示に従って、Microsoft Authenticatorを有効化しましょう。
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