このうち「スーパーセキュリティVPN」とは、第三者が通信を傍受するのを防ぐために、通信を暗号化することで専用線で通信するレベルのセキュリティを仮想的に作り出すソフトウェアです。
社外から会社のネットワークにアクセスするときに、VPNで通信すればインターネット経由でも安全にアクセスすることができます。個人利用の場合でも、空港、駅、ホテル、カフェなどの公衆Wi-Fiアクセスポイントは不特定多数の人が利用するため、そのようなアクセスポイントではVPNで通信できれば安心です。
自宅に置きっぱなしで仕事に使わないPCなら、VPNが必要なほどの機密情報を通信することはほとんどないでしょう。
仕事など機密情報を扱うとき、オンラインバンキングをするとき、自宅からPCを持ち出すときだけ、VPNを使えばよいので、常時VPN接続するために有料でアップグレードしなくてもよいでしょう。それよりも、普段は「スーパーセキュリティVPN」を外しておいて、Bitdefender本来の軽い動作に戻したほうがよいでしょう。
VPNと通信速度の関係
Speedtest by Ooklaで通信速度を計ってみましょう。私の場合、VPNなしでは、上り下り50~60Mbpsです。この直後にスーパーセキュリティVPNを接続して、再び通信速度を計ってみると、下りは53%ダウン、上りは88%ダウンです。
スーパーセキュリティVPNの無効化
Windowsのタスクバーから「スーパーセキュリティVPN」を右クリックしてパネルを表示します。パネル左上の三本線のメニューボタンをクリックします。「設定」をクリックします。
「自動起動」「安全ではないWi-Fiネットワーク」をオフにします。
PCを再起動すると、以後スーパーセキュリティVPNが自動的に起動することはなくなります。さらにWindowsのタスクバーから「スーパーセキュリティZERO」を右クリックして「パネルを表示する」をクリックします。
「保護」→「脆弱性」→「Wi-Fiセキュリティ」をOFFにします。
「設定」→「一般」→「おすすめの機能の通知」をOFFにします。これで、スーパーセキュリティZEROがVPNをすすめてこなくなります。
タスクバーに「ソースネクスト・アップデート」が入っていたら、それも削除(アンインストール)しておきましょう。スーパーセキュリティZEROは、「ソースネクスト・アップデート」がなくても自動更新されます。
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